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2007年6月22日 (金)

時計 その3

さて、先日の時計の話の後日談である。私から大いなる刺激を受けて、買う必要の全くなかった時計を買おうとしていた妹。私のものと同じワイアードの時計を買う気満々であった。しかし実際に時計売り場で実物を見つけ、手にしてみるとどうも「かわいすぎる」と言う。

妹と私は年を重ねるごとに似てきたと言われる。実際には顔のパーツは全然違っているが顔の雰囲気、特に目が似ているようだ。しかし着るものの傾向は全く違っている。私はかわいいものが好きで、年齢からすれば「普通は着ないでしょう」と言われそうなものを着ている。最近はリボンやフリルのついたような服が流行しているが、私はもともとリボンが大好き、ひらひらしたスカートも大好き。このところ毎年ファッショントレンドはどんどんかわいらしさが増量しているので見るもの見るものほしくなるので困る。が、誤解がないように書き添えると、子供っぽいものは好きではない。かわいいのが好きなのだ。しかもそこに品がなくてはいけない。カジュアルなものも好きだが、かわいくなくてはいけない。他人は何と思っているかは分からない。でもまだ今のところ娘からも「駄目出し」はないし、私自身もまだこれでいけると勝手に思っている。

昨年娘と二人でフランスに行った時に、カフェや地下鉄などでとても品の良い年配の女性を何人も目にして感銘を受けた。年配のカップルでも、夫はダンディ、妻はエレガントというのを目にし、「あんなに品良く、エレガントに年を取れるなら、年取るのもそう悪くないな」と思った。年齢と折り合いをつけてうまくつきあっている感じがする。そして娘に「よし、私もフランス風エレガンスを目指すことにする!」と言うと、娘は「エッツ!路線変更かい?」と言う。そして「ママ、今の路線じゃ無理だと思った時に変更すればいいんじゃない?または、私がもう無理だと思ったら言うから、その時でいいんじゃない?」と続けた。

確かに着るものも身に着けるものも基本的に全部変えないとフランス風エレガンスは実現できないし、それも大変だ。元も違えば、財力もない。娘の駄目出しが出るまでこのままで行くこととする。

ところで前回のそのフランス旅行で(と言ってもフランス旅行はそれ一回きりだが)、自宅に招いてくださった知り合いのフランス人ご一家は絵に描いたように素敵だった。フランスの人たちは割合に小柄でスリムなようである。どうしたらそこまで大きくなれるんだと思うような肥満体型の人はあまり見かけない。見かけたとしたらそれはアメリカ人旅行者に違いない。その一家は全員スリムでしかも背が高い。父親はハンサム、母親はエレガントで美人、娘は母に似てモデルのように美しく愛らしい。その日、母娘はジーンズを身に着けていたが、ジーンズにスニーカーではない。ジーンズでヒールの高いミュールである。だから、と言うわけではないが、私もジーンズはヒールと合わせる。

さて妹である。彼女はいつもカジュアルな服装で、スカートは何年もはいたことがないと言う。ただ、勤務先の会社の制服はスカートだと聞いている。顔が似ていても全体の雰囲気が違うとしたら、身長の差かも知れない。

妹は背が高く、私は低い。妹は母に似て私は父に似たのだろう。または、年が7歳違っていて、私はきっと栄養が足りなかったに違いない。何しろ日本中が貧しかった時代に生まれているから・・・いや、確か、妹は子供の頃は好き嫌いが激しくて食欠児童のようにガリガリだった。大人になった妹は今やガリガリの片鱗もなくなったが、ずっと細身を維持していた。本人も自分は絶対太れないタイプと思っていたようだが、おっとどっこい、いつの頃からかどんどんたくましくなってきた。今や妹は事あるごとに「やせなくっちゃ!」だの「ああ、やせられないよぉ」と大騒ぎしている。一度、今流行のチュニックに一目惚れして買ってきたことがある。翌日それを着て出かけようとしたところ、ご主人に「妊婦みたいだ」と言われたそうだ。エッ?と思い急いで部屋に戻り鏡で全身をチェック。すると何だか自分でも急に妊婦服のように見えてきた。確かに胸に切り替えが入ってフワッとしたタイプのチュニックはものによってはそう見える危険性大である。その場で脱いで翌日返品となったそうだ。そしてまたいつものごとく「やせなくっちゃ!」と騒ぐ。かわいい服は着たくても、最近の服は細くなくては似合わないらしい。と言っても妹の名誉のために一言書き添えておくが、普通の人と比べれば全然太っているわけではない。悪いのは最近の服だ。最近の流行だ・・・少なくとも最近のヤングファッションだ。

さて、話を時計に戻す。「自分にはかわいすぎる」と思い、一度ならず二度も三度も見に行き、結局買わずにいるという話を電話で聞いた。違うものもいくつか検討しているらしい。スポンサーの息子は「まだ決めてないのか?」とあきれていると言う。(この優柔不断ぶりは私の娘にそっくりだ。)私のところと同じで、息子は今や母より高給取りである。

結局どうなったんだろう。今日あたり電話でもして、その後の展開を聞こう。そう思っていた矢先、メールが入った。

「買ったぞ、時計。お揃いだ!いいよ、これかわいい、やっぱり・・・・・・・その後、ブログ(時計その1とその2のこと)見て、笑ってしまった。完全に『感染』したね。」

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コメント

そうか、結論は、感染したんだ。
で、時計のタイトルだが、【私と、妹・・・】だ、いいと、思うのだが。

時計の話その1、その2の続きだから。三部作です。

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