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2007年10月17日 (水)

「船の上のピアニスト」

一旦良くなったと思った風邪がぶり返し、結局医者に行き薬をもらってきました。ところが薬のせいなのか風邪のせいなのか猛烈に眠くなり、何だか一週間は寝てばかりで棒に振ってしまった感じでした。

何をするのも面倒で気力もわかなかったので、どうせ寝ているならと思い映画を二本見ました。テレビもいつになくいっぱい見ました。「踊る大捜査線」も二夜連続で見ました。

映画はレンタルで二本借りてきましたが、そのうちの一本は「船の上のピアニスト」(The Legend of 1900)でした。

映画というのは、少なくとも私の場合、まず一度では理解できません。一度見ると流れというか話の筋はわかるけど、見落としが多くどうしても理解が不十分です。よく作られている映画は伏線があちこちに張られてあったり、風景にしろ音楽にしろ言葉にしろ一つ一つが鑑賞に値するものだと思います。あっという間に一週間が過ぎたので慌てて今日の夜返しに行ってきたのですが、余裕があればもう一度見てみたかったと思います。どうせ寝てるからと思い二本いっぺんに借りてきたのが良くなかったかも知れません。

映画となるとどうしても二時間くらいかかるので、細切れの時間では落ち着いて見ることができず、時間がある時にと思うと見れなくなります。そして理解力と観察力が人より足りないらしい私の場合、このようにしつこく二度三度見ようとするとさらに時間がかかります。

映画館で見る場合でも昔だと、そのまま居座って第2ラウンドを見ることもできるけど、今は座席が全席指定なのでそれもできず、大抵消化不良のままで終わってしまいます。

さてこの「船の上のピアニスト」ですが、時代は1900年から1930年頃、「バージニアン号」という欧州とアメリカを結ぶ豪華客船の上で産み落とされ一度も船から下りることなく一生を船の上で生きた男の話です。当時はヨーロッパからアメリカへ多くの移民が押し寄せてきた頃で、この船は一度に2000人の人たちを運んでいました。

移民たちが長い航海の最後に自由の女神像を見つけると「アメーリカ!」と一斉に叫ぶ。新天地を求めてアメリカにやってきた人たちの熱い思いが伝わってきます。二年前に、ニューヨークに旅行した時に今は博物館になっているエリス島で、移民たちの古いトランクやその他の展示品を見たことを思い出し、訳もなくノスタルジアを感じました。

生まれた年にちなんで1900(ナインティーン・ハンドレッド)と名づけられたその男はピアノの88個という限られた鍵盤から無限の音楽を奏でます。彼のピアノは時には優しく、時には力強く人の人生を奏でる、人の心を揺さぶる。激しいジャズをひいた時にまるで手が何本もあるように錯覚するすごい演奏・・・と言っても本当に錯覚したわけではなく映画のトリックではあるのだけど、実際に錯覚しているように錯覚するくらいすごい演奏でした。

全編に流れる美しいピアノを聞くだけでも価値のあるすばらしい作品だと思います。またバージニアン号の豪華さも見逃せません。ただ、この物語の最後はあまりに悲しく私としては納得できない終わり方でしたが、ああ、でもだからこそ "Legend" なのかも知れません。

心に残る言葉がいくつもありましたが、二つだけあげてみたいと思います。

・・・いい物語があってそれを語る人がいる限り、人生は捨てたもんじゃない・・・
そういうものでしょうか。そういう気がします。英語は "You've really never done for as long as you've got a good story and someone to tell it to."と言っていたと思いますが、最初の箇所はもしかしたら"You're really ~"かも知れないです。いずれ確かめてみたいです。

・・・海の声が聞こえる・・・・海は叫んでいる「人生は無限だ!」と・・・ 
"The sea is screaming, "Life is immense!"

新天地アメリカにかける情熱が伝わるような言葉です。きっと人生は無限です。「1900」が言ったように無限なのはきっと人間なのでしょう。

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