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2009年7月13日 (月)

"listen to the fragrance"

Kodo

「香道」をご存知でしょうか。「香道」とは茶道、茶道と並ぶ室町時代にまでさかのぼる日本の三大芸道だそうですが、私には全くの初耳でした。

昨日、たまたまお誘いを受け、がらにもなく雅な世界を体験してきました。「香道」とは平たく言うと「ジャパニーズ・アロマテラピー」で、平安時代の最もトレンディな遊びだったそうでうです。しかしこれは貴族、それも上級クラスの宮廷人の遊びであり、ひそやかに受け継がれてきたものだそうです。NHK大河ドラマ「篤姫」の中でも「香道」を楽しむ場面が出てきたそうです。

前半は香道の歴史のレクチャー、途中抹茶と和菓子の休憩が入り、後半は香の練りあわせを実際にやりました。帰りに正露丸のように丸めたお香をお土産に頂きましたが、これは10日から2週間くらい乾燥させて、その後たいて楽しむのだそうです。置いておくだけでも良い香りがします。

今、ある家庭にホームステイしているアメリカ人がいるのですが、その人のステイ先(ホストファミリー)を探すにあたり仲介役をしたことがきっかけで今回このお誘いを受けました。ステイ先の方が主催する会だったのです。私はこの会の間、日本語から英語へと通訳をしていたのでおおわらわ。話は飛ぶわ、どんどん先行くわ、しっちゃか、めっちゃか。私も聞いたことのないようなことが次々と出てくるのですもの。(勿論若干の基礎知識はインターネットでゲットしてから行きました。)

香道では香を「嗅ぐ」と言う言葉は使わず、「聞く」というのだそうです。しぐさも香炉を顔の前に持ってきた後、顔を左に動かします。すると香炉は右耳の辺りに来るので、まさに「聞いている」感じがします。香をたいている時に香炉の中で香が滑って落ちて行く様を「香が走る」と言います。

香りを「聞く」を "listen to the fragrance"、香が「走る」を "run away"(実際逃げていく感じがするのです)または "run"という言葉に直訳し、「香道」ではこのように表現するのだと説明しながら言葉のおもしろさや風雅さを感じました。

最後に手のひらで丸めたので手に香りが残ります。人によって香りが違うので「あなたの香りを聞かせて」なあんて、会が終わる頃にはすっかりこの言い回しが板についてしまいました。

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コメント

"listen to the fragrance"とは、名翻訳ですね。「香りを聴く」んですね。Googleで検索してみると、真っ先に出てくるのが「徒然日記」でした。
「香りを聞く」という表現は聞いたことがありますが、「しぐさも香炉を顔の前に持ってきた後、顔を左に動かします。すると香炉は右耳の辺りに来るので、まさに「聞いている」感じがします。」という「香道」の楽しみ方は、初めて知りました。日本文化の奥行きを感じます。それから、最後に手に残った香り聴きあうというのもいいです。

子供がまだ小さい頃、毎年この季節に源氏ボタルの繁殖地を訪ねました。たまに、近くに飛んできたホタルを、両手を丸めるようにしてとり、手をそっと開けて子供たちに見せてやりました。子供たちは欲しがり、あげたらこの時とばかり飛んでいってしまいました。香りを聴く「丸めた手」で、ふと思い出しました。

"listen to the fragrance"は、響きもいいです。残るよ、きっと!

like Simon さん、私は茶道も花道も全然やらないので、本当にガラにもないことなんです。

ホタル、懐かしいです。子供の頃取りに行ったのを思い出します。昨年娘達と一緒に秘密の穴場で見てきました。車の小さいライトをつけておくと大変な数のホタルが飛んできてすごかったです。

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