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2009年7月17日 (金)

"The Soloist"

"The Soloist" by Steve Lopez
出版社 Berkley
300ページ

最近読み始めたペーパーバックです。実はまだ300ページ中63ページ辺りをうろついています。

前に何度も触れている"The Diance Rehm Show Podcast"という番組で、この本の著者のインタビューと本の紹介があり、大変興味を持ちました。放送を聞いたのは今年3月で、聞いた後すぐ調べてアマゾンで注文しましたが、しばらく「積読」になっていました。我が家には積読状態の本がごろごろしています。興味を持つといずれ読みたいと思って買っておくからです。

この本は読みやすそうに見えて、意外と難しい単語がオンパレードでいつになく辞書を引きまくっています。作家によって好んで使う語や書き方の癖もあるので、読み進むうちに慣れて楽になることを期待しながら読んでいます。

物語はこのように始まります。

ロサンゼルス・タイムズ(新聞)のコラムニストであるスチーヴ・ロペスが路上で、ぼろをまといおんぼろのバイオリンで陶酔しきってベートーベンを弾いているホームレスの男に遭遇する。スチーヴは音楽家ではないが、男の奏でる音楽は素人のものではないことが分かった。しかもよく見ればそのバイオリンは弦がたった2本しかない。お金のために弾いている様子も全くない。男の名はNathaniel。やがて彼はかつてはジュリアード音楽院の学生だったとわかる。(ジュリアードと言えばアメリカの名門音楽学校)。「また来る」と言い残して、二度目にスチーヴがこの場所に戻ってきた時に、Nathaniel はそこにいなかった・・・

これがイントロ部分です。この物語は実話です。実話にはパワーがあります。読みながら圧倒されます。スチーヴが新聞に書いた路上の音楽家についてのコラムは大変な反響を呼び、ここから二人の運命は大きく変わっていきます。この本も全米で大きな反響を呼びすでに映画化されているようです。

私が番組を聴いたときはペーパーバックが出版されたばかりの時だったので、映画化は大変スピィーディーだったと思います。(ハードカバーではもっと前に出版されていたのでしょうけど。)Nathaniel のこの物語がいかに人々に感銘を与えたかがこのことによっても伺われるのではないでしょうか

読書の中間報告でした。

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3.英語の本(原書)」カテゴリの記事

コメント

"The Soloist"は、面白そうですね。徒然日記を読んでいて、「おんぼろのバイオリンで陶酔しきってベートーベンを弾いている男」のところで、ふと、求道的で孤高のバイオリニスト、ヨーゼフ・シゲティ思い出しました。
シゲティは、「ギーギーと、弦が切れても、それでも残った弦をギーギー弾くような、まるで精神そのもののような弾き方」したと言われています。私は、シゲティの演奏は「ベートーベンのバイオリン協奏曲ニ長調」しか聞いたことがないのですが、学生時代、その深い精神性に惹かれ、何度も何度も聞いたのを覚えています。「長調」ではなく「短調」に、「歓喜の歌」ではなく「悲歌」に聞こえるのです。
因みに、シゲティは、学びがジュリアードではなくブダペスト音楽院なので、主人公とは無関係です。
いい本を紹介してくださって、ありがとう!
英語の300ページはきついので、和訳で読んでみようと思います。

インタビューを聞いた時にすでにかなりの好奇心を掻き立てられました。和訳もすでに出ているようです。一読の価値ありと思います。

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