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2010年10月20日 (水)

台湾高雄(Kaohsiung)旅行その4

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まず学校に入って気づいたのは、階段のステップや廊下に書かれている英語だ。廊下の壁面にはSentence of the Week(今週の文)が英語で書かれていた。

私の教室にも窓の下には "window"、 時計の下には "clock"、地図の下には "map" などあちこちに英語を書いたものを貼り付けているが、単語だけだ。これで教育効果が上がっているかどうかはわからないが、英語に触れられる環境を作っておくことは大切なことだと思う。早速文章レベルでも試してみたいと思う。

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さて、いよいよ教室へ。生徒たちは日本と同じで自分たちの教室がある。しかし英語の先生は自分の教室を持っていて、生徒たちは英語の時間になるとそれぞれ、担当の先生の「英語教室」へと移動する。

私達は二人の台湾人の先生の授業をいくつか見せていただいた。そして先生が実に流暢な英語を話されることに驚いた。最初の授業を見た後に「あなたは英語の先生の中でも、特別に英語が上手なのですか」と質問すると、「私は平均です」と答えられた。多少の謙遜もあるかも知れないが、その後、別の先生のクラスを見学した時も同様であった。またもう一人、主任先生も流暢な英語を話された。すべて台湾人の先生である。

台湾では小学校の英語の先生も英語を教える資格が必要であり、スピーキングのテストもあるので、「英語を話せない英語の先生」はいないようだ。

私たちが見学に行くことは事前に知らされていたが、特にそのために取り繕った授業ではないことは一目瞭然であった。生徒たちは全く知らなかったようだ。全く自然体の授業であった。後で聞いた話だと、私たちの訪問は直前になって知らされたらしい。

先生は授業中、テンポよく英語と中国語で頻繁に生徒に話しかけ、質問もしていたが、生徒たちもそれをよく理解し、よく英語で返事をしていたので驚いた。マイクを使って授業をしていたのも印象的だ。しかし、生徒の間でレベルの差があるのも授業の中で見られた。後で話を聞くと、14パーセントが外国人の親であり、その生徒たちが特に学力が低く悩みの種となっているそうだ。また、貧富の差がそのまま学力差につながっているようだ。しかし、この問題は万国共通だ。また都市部と地方の間には、教育の格差もあるとわかった。高雄は台湾2番目の都市である。

また、さらに印象的だったのは、電子黒板だ、e-board とかinteractive board とか呼んでいた。私は初めて電子黒板を見たが、コンピュータで操作し、プロジェクターで文字や絵が大きく映し出される。英語の書かれている部分を指差すと、発音もしてくれる。ペンで答えを書いたり、ドラッグして単語や文を絵の場所に持ってくることができる。生徒は電子黒板でくじ引きの要領で指名されると、前に出てきて電子黒板に触って解答していたが、楽しんでいるのがよくわかる。

日本でも使っているところがあると聞いたが、電子黒板には大きな可能性を感じた。その導入は大きく教育を変えると思った。

この学校では電子黒板は今年の初めから本格的に取り入れられていて、それまでは先生の教材作りが大変だったそうだ。教科書と電子黒板の教材一式と教師用の指導書がうまくできていて、どの先生であってもほぼ同じ質の授業が受けられるという印象を受けた。私もこの一式が欲しいと思ったくらいだ。後は先生の指導力にかかっている。

教科書はかわいらしい絵がついた4コマ漫画形式のものだった。教科書の絵が子供をひきつける魅力的なものであることも大切だと思う。

一つだけ、ちょっとびっくりしたのは、生徒が答えるとご褒美をもらっている場面に遭遇したことだ。ささやかなおせんべいのようなものであったが、公立小学校でこの光景は日本では絶対考えなれないことだと思った。また別のクラスではスタンプを押し、スタンプが一定数貯まると、景品がもらえるようになっていた。それはみんな先生のポケットマネーから出ているのだそうだ。生徒の学習意欲を高めるためであり、親の教育への要求もかなり厳しく、プレッシャーも大分あるようだ。

でも、ご褒美などなくても生徒にとって充分魅力的な授業なのにと思った。特に最初に見た先生の授業は、生徒のみならず、私達全員すっかり魅せられてしまった。

授業の後、一人の先生は、私たちに明日の予定が決まっていないなら、市内を案内しようとまで言ってくださった。外部から、しかも外国から見学に来た人を快く受け入れてくれたこの学校にはどれだけ感謝してもしたりない。同じように自分たちにできるだろうかと思った。このオープンさ、この寛容さ、この親切さは私たちも見習わなければならないと思う。

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コメント

写真掲載ありがとう。色々と思い出します。
とにかく、気付き 驚きの連続でしたね。

最初のクラスで、ちょっと恥ずかしがっている男の子に、Let me take a picuture of you. と言ったら、OK(*^_^*)とすぐに言葉が返ってきたことに驚きました。 
英語を話すんだ!!と意気込むのではなく、本当に自然に英語が学校生活の中に溶け込んでいるそんな印象を受けました。     

K子さん、
私の撮った写真は全部まとめてCDにしてお渡ししますよheart
ここのは、ウェブ用に軽くしてアップしてるし、山ほどでっかいサイズの写真撮ってますよ。

充電機を持っていかなかったのが最大の失策だったけど、一応任務は果たしたのでホッとしています。

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