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5.洋画

2016年2月20日 (土)

「わたしはラブ・リーガル」 "Drop Dead Diva"

実際の数はわからないのですが、ドコモからのメッセージによると、dTVの動画配信サービスで、2013年10月から今まで、私は合計1029作品の映画やドラマを見たらしいです。

先日「わたしはラブ・リーガル」(Drop Dead Diva) シーズン1からシーズン6の最終話まですべて見終わりました。大好きなドラマだったのでおススメします。シーズン1からシーズン6まで、全部で78話あります。

一度は死んで天国の門まで行った美人のモデル(の卵)が頭脳明晰で有能な、でも見た目イマイチで太目の弁護士の体でよみがえるという話です。

毎回ドラマはこんなナレーションで始まります。

「これはモデルのデビー、私よ。でも事故死。天国へ行きそこね、手違いで魂だけが他人の体に。
今や私はジェーン、超多忙な弁護士。助手はテリー。人生も服も一新・・・・」

毎回流れるので、最初のナレーションはすっかり覚えてしまいました。

さてこのドラマの英語のタイトルは "Drop Dead Diva" ですが、次の二つの意味をかけています。

drop dead = 死ぬ・くたばる
dropdead = ハッとする・目を奪うような・魅力的な

diva は「女神」とか「歌姫」をあらわす言葉ですね。

一方、日本語のタイトル「ラブ・リーガル」は次の二つの意味をかけていると思います。

ラブリー・ガール=かわいい・美しい女の子 
ラブ=愛 リーガル=法律(の)とか、弁護士の

英語も日本語もどちらもおもしろいタイトルだと感心しています。もっとも「ラブリー」も「リーガル」も英語なのでそれなら英語のままでも良かったんではないかという気もしています。ラブリーはともかく「リーガル」と聞いて "legal" を思いつく人はあまりいないでしょうし。

機会があったらぜひ見てくださいね。

I don't know exactly how many, but according to the message I got from docomo today, I have watched 1029 titles of dramas or movies since October in 2013, using the video service offered by docomo.

The other day I finished watching an American drama series "Drop Dead Diva." I finished the season 6 or the final season. I like this drama so much. The original title of the drama has double meanings, and so does the Japanese title. Both titles are interesting to me.

The episode always starts with the following narration;

See that aspiring model there?
That's me, Deb... until the day I died.
I thought I'd go straight to heaven, but there was a bit of a mix-up...
and I woke up in someone else's body.
So now I'm Jane...a super-busy lawyer with my very own assistant.
I got a new life, a new wardrobe, and the only people who really know...
what's going on with me are my girlfriend Stacy and my guardian angel, Fred.
I used to think everything happened for a reason...
and, well, I sure hope I was right. (Her gurdian angel changed from Fred to Luke to Paul.)

If you are interested, check it out.

2015年7月10日 (金)

「言葉が自分の前にぶら下がっている」"The words hanging in front of me"

Img_5199

Scroll to the bottom for English.

"Asahi Weekly" という英和週間新聞を期購読していますが、

6月28日号の映画のページに「アリスのままで」が紹介されていました。日本での公開は6月27日でしたが、たまたま公開およそ1ヶ月前、ベトナムに行く飛行機の中で作品を見ることができました。


そして帰国後、Asahi Weekly を見たら記事が載っていた・・・という完璧なタイミング。「あ、私これ見た!」と・・・

私は、普段ハッピーエンドにならないような作品はまず見ないようにしているのですが、これは不覚にも全く内容を知らないまま見始めてしまいました。見始めた途端ぐいぐいと引き込まれて最後まで夢中で見てしまったという次第です。(ちなみにもう一つ機内で見た映画がありましたが、それはディズニーの「シンデレラ」実写版でした。アリスを見た後だけにハッピーエンドの癒し効果がありました。)

主人公のアリスは50歳の誕生日を迎えたばかりの言語学者。講演の最中に「語彙」と言う言葉が思い出せなくなる。言葉を忘れたり、約束を忘れたり、人の名前が出てこない・・・・・もう身につまされることばかり、実際私には日々思い当たることばかり・・・・

しかし実はアリスの場合単なる度忘れとか加齢による物忘れという単純なものではなかったのです。診断の結果、若年性アルツハイマーで、しかも家族性のものだとわかります。つまり遺伝性のものであり家族も将来発症する可能性があるということです。言語学者というところもなんという皮肉でしょう。しかも映画の冒頭部分は子供の言語習得過程についてアリスが自信に満ち満ちて颯爽と講演をしているシーンです。

Asahi Weekly の記事を読むと一つ一つの場面が鮮明によみがえります。アリス自身が自分の中で起こっていることについて次女のリディアに話す部分があるのですが、紙面から抜粋したいと思います。アルツハイマー患者自身が自身の視点から語るところが稀かもしれません。

リディア: どんな感じ?つまり、実際にどんな気分?

アリス: そうね・・・いつも同じってわけじゃないの。いい日もあれば・・・悪い日もある。いい日には、ほとんど正常な人に見えるわ。でも悪い日は、自分を見つけられない感じ・・・・知性と言葉遣いと歯切れの良さが、ずっとママの取り柄だったけど、今は時々、言葉が自分の前にぶら下がっているのが見えるのに、手が届かない。自分が誰なのかわからないし、次に何を失うのかもわからなくなるの。

リディア: それって、つらそう

アリス: 尋ねてくれてありがとう

I found the article about the movie "Still Alice" in the weekly paper I subscribe to. I happened to see this movie on the flight to Vietnam a month ago. It was released here in Japan on June 27. I feel lucky to have seen it ahead of the release date. Reading the article brings back each scene vividly.

I usually don't watch movies or dramas that don't have a happy ending. I just happened to start watching without any knowledge of the story, and once I started, I was completely drawn into it. I couldn't help keeping watching it.

It's a heartbreaking story. Alice is a linguist, a professor at Columbia University, who has just turned to be 50, with a loving family. She notices something is wrong with her. She starts to forget words, promises, people's names.... That's familiar....I'm myself fed up with senior moments happening every day.

But in Alice's case, it was not that simple. It's not just a memory lapse or anything. The doctor diagnoses her as early onset Alzheimer's disease and it's familial. It's ironical that she is a linguist. The movie starts with the lecture Alice is giving about the process of the children's gaining their mother language. She can't remember the word "lexicon."

Reading some scenes introduced in the column of the paper, I vividly recall each one of them. There is a scene where Alice is talking with her daughter Lydia about how she feels actually. It may be a rare thing to hear what is going on from the patient themselves. Here is an excerpt from the paper.

Lydia: What is it like? I mean what does it actually feel like?

Alice: Well... It's not always the same. I have good days...and bad days... On my good days, I can almost pass for a normal person. But on my bad days, I feel like I can't find myself...I've always been so defined by my intellect, my language, my articulation and now sometimes I can see the words hanging in front of me and I can't reach them and I don't know who I am and I don't know what I'm going to lose next.

Lydia: That sounds horrible.

Alice: Thanks for asking.

2010年4月24日 (土)

アリス・イン・ワンダーランド(映画)

今話題のティム・バートン監督による3D作品「アリス・イン・ワンダーランド」です。

3Dのスクリーンで見るワンダー・ランドはまさにおとぎの国、夢の国そのもので、その美しさ不思議さに胸がワクワク、ドキドキしました。3D技術のすばらしさは言葉では表せません。

この作品はルイス・キャロルの "Alice's Adventure in Wonderland"(不思議の国のアリス)とその続編の "Through the Looking-Glass" (鏡の国のアリス)の二つの物語を下敷きにし、19歳になったアリスが再び不思議の国を訪れるというものです。

"Alice's Adventure in Wonderland"では、6歳のアリスが白うさぎを追いかけてうさぎ穴に落っこち、不思議な国で何とも不思議な体験をします。脈絡がなくはちゃめちゃな世界で、何もかもがでたらめであり、不思議で楽しい、そして少しも教訓的ではないのです。子供の頃、私はそのはちゃめちゃ具合、理不尽さにすっかりとりこになったのだと思います。物語の最後にアリスはお姉さんに優しく起こされて夢から覚め、同時に私も夢から覚めたのでした。

この映画の中ではあの出来事は夢ではなく「過去の記憶」だったのだそうです。そしてワンダーランドは実は正しくは「アンダーランド」であり、地中に実際に存在しているのです。不思議の国ワンダー・ランドはアリスの「原風景」のようなものだったのです。私にはスクリーン上の風景が懐かしいような、アリスの記憶と自分の記憶が重なるような不思議な気持ちになりました。

ただこの作品では最後がかわいそうでちょっぴり胸が痛みました。

19歳のアリスが再度訪れたアンダー・ランドは醜く残酷な「赤の女王」に支配されていました。救世主アリスの登場により「赤の女王」は倒されます。最後には美しくて慈悲深い「白の女王」に「一人で誰からも愛されずに一生をすごしなさい」と追放されます。たった一人の愛する人にも裏切られた赤の女王。彼女にはたった一人だけでいい、本当に愛してくれる人が必要だったのではないでしょうか!!

しかしこれもまたアリスが見た一瞬の夢だったのでしょう。"Off with her head!""Off with his head!"「その者の首をちょん切れ!」と叫ぶ女王の声が今もどこかから聞こえてくる気がします。(時間の都合で吹き替えで見たので実は英語では見てないんですけどね(゚ー゚;)

2009年2月 4日 (水)

"Mamma Mia!"

日ごろから "Mamma Mia!" の歌詞と音楽を研究している友人がいて、その方からのお誘いを受け、本日映画版 Mamma Mia! を見てまいりました。 日常からしばし離れ楽しいひと時を過ごしました。安っぽい恋愛モノとかは好きではないのでこういうコメディタッチの全くのエンターテインメントが楽しいです。

しかし、それにしてもひと夏で3人の男と愛し合い、娘のソフィの父親は誰なのかわからないというのがなかなかすさまじい設定です。母親の日記には「そして・・・・(dot.dot.dot)」となってることが起こり、それが三人の男と繰り返されるのです。普通に考えれば全くあやかりたい・・・・いや、もとい、全くトンデモナイ話じゃないですか?父親が誰かはきっとDNA検査でもすればきっとわかるんじゃないかと思うんですが、やればいいのに何でやらないの・・・と思うのは私だけ?だって、自分の父親が誰なのか知りたいと思うのは全く自然なことだと思うし、誰、誰とあれこれ考えた挙句、3分の1ずつ父親だなんて全く納得できないなあ・・・人ごとながらDNA検査の結果を発表してもらわないと気になって気になってしょうがない。いろいろつじつまの合わないところも多々あったりするのですが、こういうのはあまり理屈はこねない方がよさそうですね。

ストーリーがシンプルで歌が楽しいコメディーというのが多分ヒットの理由なのでしょうね。ソィー役の女の子がかわいかった。メリル・ストリープはよく体形維持していてスリムです。それから私だったら父親はぜひサムにしてとお願いしたいと思いました。

2008年12月 8日 (月)

"Center of the Earth"

ワーナー・マイカルで"Center of the Earth" を見ました。ジュール・ヴェルヌの「地底旅行」の世界が劇場いっぱいに広がっていて、わくわくドキドキ、ハラハラ。もう、たまりません!!感動の嵐ぅぉぉぉーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノぅぉぉぉーヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノ ぅぉぉぉー

最高に良かったです!!3Dで迫力満点。3Dで特別な映像と言うことでレディースデイの割引も効かず、正規の料金で見ましたが、その値打ちは充分にありました。本当に満足です。(洋画のカテゴリーに入れましたが、実は私の行ったマイカルは日本語吹き替え版だけしかありませんでした。)

こういうSFの冒険物は本当に大好きなんですよね。昔、私の弟がジュール・ヴェルヌが好きで本を何冊か持っていたので、読んでみたところ私もすっかり虜になりました。わくわくして心が踊ります。最近になってふと、黄色く変色して表紙もぼろぼろになったなつかしい本を引っ張り出し、もう一度読んでみようと思っていたところでした。もともと弟の本だったけど気に入りすぎて、弟に内緒でちゃっかり自分の物にしてしまっていたのです。今更ながらゴメンナサイ m(*- -*)m

100年以上も昔に書かれたSFのクラシックとも言える作品だけど、今でも変わらず人を魅了し続けているのですね。ジュール・ヴェルヌはすごい!!そして今でもワクワクできる自分がちょっぴりうれしかったりもします。

読書をする時間も思うように取れずにいる昨今ですが、今年のお正月はジュール・ヴェルヌの作品を読み返してみたいと思っています。は~やく、来い来いお正月♪

2008年9月30日 (火)

「最後の初恋」

「最後の初恋」 "Nights in Rodanthe" を見ました。リチャード・ギアとダイアン・レイン主演の映画です。

たっぷりロマンチックな気分に浸り、今も切なくやるせない気持ちが覚めやらぬ私。私は特にリチャード・ギアのファンだったわけではないけど、ちょっと年取ったこのリチャード・ギアがとっても良かった。今完全に fall in love 状態です。安っぽい恋愛モノは実はそれほど好きにはなれない私ですが、「どうせ作り事」と思いながらも感動しました。ああ、私もあんな恋がしてみたい・・・ただどうせ作りものならハッピーエンドにしてもらいたかったなあ。

この映画の原作が Nicholas Sparks というのを知って納得です。この作者のペーパーバックはこれまでに2冊読んでいます。1冊は"Walk to Remember" 泣ける純愛小説でした。10代の男女が主人公で、単純なストーリーながら筆者のテクニックに引き込まれ一気に読んでしまった作品でした。

もう1冊は"Message in a bottle"。こちらは大人のラブロマンス。展開がスローでかったるくて最初の方、飛ばし読みした記憶があります。「こんなこと現実にあるわけないでしょ」等と思いつつ読みました。二冊とも易しい英語で書かれていて、割と大きな字で字間もあいているので読みやすく、ちょっとばかりロマンチックな気分に浸りたい時にちょうどよいペーパーバックです。私は"Walk to Remember"の方が好きだったけど、私の友人で"Message in a bottle"を読んでものすごく感動していた人がいました。

ところでこの映画の中で、"One weekend changed my life forever."って言うリチャード・ギアの台詞があったのですが、「どっかで聞いたような???」と思っていたら、"Walk to Remember"の初っ端にこういう台詞がありました。"When I was seventeen, my life changed forever."

この作者の作品はどうやら同じような言い回しが繰り返されているのかもしれないですね。

あ、それから、映画を見ながら思ったんですが、リチャード・ギアって小泉元首相によく似てる。若い頃はわからないけど、年取ったら似てきたのでしょうか。この二人が私の中で完全にダブっています。いい男は似るのかな?

2008年6月23日 (月)

「ラスベガスをぶっつぶせ」

先週の月曜に見た作品です。事前に作品紹介を見て、実話に元に作られたものだというのを知り、なかなかおもしろそうだと期待して行きましたが、期待を上回るおもしろさでした。最近見た映画の中では一番おもしろかったです。

主人公はマサチューセッツ工科大学に通う秀才学生。ハーバードの医学部に受かったけれど学費の捻出に頭を悩ませる。奨学金を得るための面接を受けるものの、どんなに成績優秀でも、それだけでは奨学金はもらえない。つまり勉強だけできてもだめで、ほかの人にはない特別な経験とか人をうならせるような何かがなくてはだめなのだ。そこで学費を稼ぐために天才的な数学の才能を生かして「カウント」という手法を使い、カジノで荒稼ぎをすると言う話でした。

最後まで見ていても残念ながら私の頭では「カウント」が理解できなかったですが、主人公が「運」ではなく計算と記憶と確立の理論で、つまり頭脳で次々とゲームに勝っていく様子が爽快でした。これが実話に基づくというのだから驚きで興味もひとしおです。貧乏学生の日常生活とラスベガスのきらびやかな非日常の世界の対照が実におもしろく、結末も二転三転、ラストシーンも、「あ、そうくるのか!」という感じで良かったです。

最初から最後までスリル満点、アクション映画を見に行ったわけではないのに、ハラハラ、ドキドキの連続で体に力が入りっぱなし・・・終わったらぐったり、ホント疲れました!

それにしても学費は30万ドル。アメリカでも学費って高いんだなあと思いました。日本の医学部はもっと高いのかもしれないですけどね。

2007年11月27日 (火)

「クイーン」

ワーナーマイカルの「ワンコインアンコール上映」で「クイーン」を見てきました。500円で昔の映画が見られるというもので多分マイカルでは今月いっぱいまでの企画だと思います。

以前から日本の映画は高すぎる、もっと安くすれば映画人口も増えるのになあと思っていました。できれば同じワンコインでも100円だったらなお良い。アメリカでは「ワンダラームービー」"One dollar movie"と言うのがあって古い映画を1ドルで見られると聞いています。1800円はどう考えても高いでしょう。全体の値下げをしてもらいたいものです。これは以前アメリカ人の友人が言っていたことだけど、ポップコーンとか飲み物とかグッズで儲ければ良い、映画人口が増えれば売上も上がるのだから。

さて「クイーン」ですが、主演女優が姿・形も物腰もあまりにエリザベス女王にそっくりでただただ感心しました。良くぞこんな役者を見つけたものだと思いましたが、演技力も確かにあるのでしょう。ダイアナ妃が事故で亡くなった後の1週間を描いた映画で、ダイアナ妃の実際の映像も映画の進行に合わせて流されていました。フィクションと実際の映像が混じっているわけですが、こんな映画を作るなんて日本では全く考えられない話です。しかもダイアナ以外は全員、いまだ健在だというのに。上映反対の声はどこからも上がらなかったのかしら?

映画館に入る前に食事をし、チケットを買ってすぐポップコーン売り場に直行。映画が終わった後、今度はお茶とデザートでおしゃべり。映画は見るのも楽しいけど、ポップコーンと、見終わった後しばしお茶で余韻を楽しむのもその楽しみの一部なのです。

昨日はサークルの後、新潟に新しくできたショッピングモール「イーオン」の中のマイカルで別の映画「ボーン・アルティメイタム」を見てきました。そこは月曜がレディースデイで1000円でした。めったにないことだけど映画のはしごになりました。お陰でその後時間に追いまくられて結構焦りましたが映画三昧の楽しい2日間になりました。

2007年10月22日 (月)

「34丁目の奇跡」

雨の日曜日に見た映画は「34丁目の奇跡」(Miracle on 34th Street)。

自分は本物のサンタクロースだと名乗る老人が現れるお話です。クリスマスにはちょっと早いけど心温まる、そしてほろりとする映画でした。サンタことクリス・キングルを演じたリチャード・アッテンボローはこれ以上本物らしいサンタはいないのではないかと思うくらい適役です。

「私はみんなに夢を与えるシンボルだ。人の心には欲望や憎しみが渦巻いている。それに負けないという希望を与えたい。もし、目に見える事実以外は受け入れられないとすれば人生は欺瞞だらけのわびしいものになってしまう。」と言う言葉は二度繰り返され、とても印象に残るものです。(字幕はかなり意訳になってます。「身勝手や憎しみを抑えることができるという人間の能力のシンボルだ」というのが直訳です。)

"I'm a symbol. I'm a symbol of the human ability to be able to suppress the selfish and hateful tendencies that rule the major part of your lives. If you can't believe, if you can't accept anything on faith, then you're doomed for a life dominated by doubt."

これがこの映画の一番言いたいところではないかと思います。

また、サンタを信じない六歳のおませな女の子がとってもかわいかった。名子役です。内容も言葉遣いも全く子供らしくないことを言うのだけど、そのアンバランスがかわいらしく笑えます。

例えば、「私、糖分の摂取は控えるようにしてるの。」などと言うあたり。それがたとえ「甘いものは食べないの」という言葉遣いであっても六歳でそんなこと言うかって感じですが、英語はこうなっていました。"I'm trying to limit my intake of sugar." これは英語で聞いた方がおもしろいと思います。

実は英語も聞き取りやすく英語の聞き取り勉強にもお勧めの一本です。サンタが法廷に立つシーンとサンタが怒るというシーンが何だかやたら現実的だし、愛の象徴のサンタが怒るなんて・・・という感じが若干いたしましたが、理屈抜きで純粋に楽しめばいい映画ではないかと思います。

2007年10月17日 (水)

「船の上のピアニスト」

一旦良くなったと思った風邪がぶり返し、結局医者に行き薬をもらってきました。ところが薬のせいなのか風邪のせいなのか猛烈に眠くなり、何だか一週間は寝てばかりで棒に振ってしまった感じでした。

何をするのも面倒で気力もわかなかったので、どうせ寝ているならと思い映画を二本見ました。テレビもいつになくいっぱい見ました。「踊る大捜査線」も二夜連続で見ました。

映画はレンタルで二本借りてきましたが、そのうちの一本は「船の上のピアニスト」(The Legend of 1900)でした。

映画というのは、少なくとも私の場合、まず一度では理解できません。一度見ると流れというか話の筋はわかるけど、見落としが多くどうしても理解が不十分です。よく作られている映画は伏線があちこちに張られてあったり、風景にしろ音楽にしろ言葉にしろ一つ一つが鑑賞に値するものだと思います。あっという間に一週間が過ぎたので慌てて今日の夜返しに行ってきたのですが、余裕があればもう一度見てみたかったと思います。どうせ寝てるからと思い二本いっぺんに借りてきたのが良くなかったかも知れません。

映画となるとどうしても二時間くらいかかるので、細切れの時間では落ち着いて見ることができず、時間がある時にと思うと見れなくなります。そして理解力と観察力が人より足りないらしい私の場合、このようにしつこく二度三度見ようとするとさらに時間がかかります。

映画館で見る場合でも昔だと、そのまま居座って第2ラウンドを見ることもできるけど、今は座席が全席指定なのでそれもできず、大抵消化不良のままで終わってしまいます。

さてこの「船の上のピアニスト」ですが、時代は1900年から1930年頃、「バージニアン号」という欧州とアメリカを結ぶ豪華客船の上で産み落とされ一度も船から下りることなく一生を船の上で生きた男の話です。当時はヨーロッパからアメリカへ多くの移民が押し寄せてきた頃で、この船は一度に2000人の人たちを運んでいました。

移民たちが長い航海の最後に自由の女神像を見つけると「アメーリカ!」と一斉に叫ぶ。新天地を求めてアメリカにやってきた人たちの熱い思いが伝わってきます。二年前に、ニューヨークに旅行した時に今は博物館になっているエリス島で、移民たちの古いトランクやその他の展示品を見たことを思い出し、訳もなくノスタルジアを感じました。

生まれた年にちなんで1900(ナインティーン・ハンドレッド)と名づけられたその男はピアノの88個という限られた鍵盤から無限の音楽を奏でます。彼のピアノは時には優しく、時には力強く人の人生を奏でる、人の心を揺さぶる。激しいジャズをひいた時にまるで手が何本もあるように錯覚するすごい演奏・・・と言っても本当に錯覚したわけではなく映画のトリックではあるのだけど、実際に錯覚しているように錯覚するくらいすごい演奏でした。

全編に流れる美しいピアノを聞くだけでも価値のあるすばらしい作品だと思います。またバージニアン号の豪華さも見逃せません。ただ、この物語の最後はあまりに悲しく私としては納得できない終わり方でしたが、ああ、でもだからこそ "Legend" なのかも知れません。

心に残る言葉がいくつもありましたが、二つだけあげてみたいと思います。

・・・いい物語があってそれを語る人がいる限り、人生は捨てたもんじゃない・・・
そういうものでしょうか。そういう気がします。英語は "You've really never done for as long as you've got a good story and someone to tell it to."と言っていたと思いますが、最初の箇所はもしかしたら"You're really ~"かも知れないです。いずれ確かめてみたいです。

・・・海の声が聞こえる・・・・海は叫んでいる「人生は無限だ!」と・・・ 
"The sea is screaming, "Life is immense!"

新天地アメリカにかける情熱が伝わるような言葉です。きっと人生は無限です。「1900」が言ったように無限なのはきっと人間なのでしょう。